「限界マンション」という言葉を耳にしたことはありますか?
限界マンションとは、築年数などのさまざまな要因から建物の維持管理に限界を迎えたマンションのことをいいます。
そこで今回は、限界マンションとはどういったものなのかについて具体的にご説明するとともに、限界マンションに分類される不動産の売却方法や、限界マンション化を防ぐための対策法などについてもご紹介します。
限界マンションと呼ばれる築年数の目安とは
限界マンションとは、築年数の経過とともに維持管理がおろそかになったマンションのことです。
ただし、築年数が古ければ限界マンションになるというわけではなく、築何年以上が限界マンションという定義や目安はありません。
立地次第では、売却時期の目安を大幅に経過した築50年近いマンションでも高額で取り引きされています。
立地にめぐまれないマンションでは築年数が古くなると「入居者の高齢化」「入居希望者の減少と空室の増加」が進み、マンション自体のメンテナンスや修繕が不可能になってしまうことで限界マンションと化してしまいます。
また築年数の古いマンションは賃料が安い傾向にあるため低所得者が集まってスラム化してしまったり、立ち退きに応じてもらえず崩壊寸前の状態なのに取り壊せないというケースもあるようです。
築年数の古い限界マンションでも有効な売却方法とは
限界マンションを売りたい場合、どのようなコツやポイントがあるのでしょうか。
築年数が古いマンションの売却方法としては、大規模な修繕を検討するのが一般的です。
ただし、限界マンションではその修繕費を積みたてる住人がそもそも不足しているために現在の状況に陥ってしまっているケースが多く、あまり現実的とはいえません。
そのため、思い切ってマンションを取り壊し、更地にしてから売却するという方法も検討してみましょう。
法律上、住民の8割から同意を得られれば取り壊しが可能なので、高い費用を払って修繕に踏み切るよりは、住民の説得に力を入れてみてはいかがでしょうか。
また、不動産会社による「買取」も、限界マンションにおいてはおすすめしたい売却方法の一つです。
築年数が経過しても限界マンション化を防ぐ方法とは
限界マンションになることを防ぐには、住民に対して早い段階から修繕の必要性や経年劣化について話をしておくことです。
そうすることで、住民側にもマンションの設備を大切にしようという意識が生まれるはずです。
修繕が必要になったタイミングで急に修繕資金を回収しようとしても、お互いの負担が大きくなるだけなので注意しましょう。
まとめ
限界マンションはこれからさらに増加するといわれており、周辺の治安悪化も懸念されています。
マンションの売却を検討している方は、所有するマンションの状態や将来性を見直したうえで、限界マンションにしないための対策や適切な売却方法を検討してみてくださいね。
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